大井競馬場で4月10日(水)に行われる
東京スプリント(4歳上・JpnIII・ダ1200m)。5月の
かしわ記念、6月の
さきたま杯へとつながる前哨戦に位置付けられている。
近年のダート短距離路線は地方も層が厚く、実力拮抗の好メンバーが揃う。今回も重賞ウイナー、オープン実績のある馬が多く出走し、激戦になりそうだ。
ステップレースを制して、JpnI舞台へ駒を進めるのはどの馬か。発走予定日時は10日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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テイエムトッキュウ(牡6、栗東・
木原一良厩舎)
芝1400mのデビュー2戦は二桁着順だったが、1ハロン距離を短縮すると未勝利、1勝クラスと連勝。2勝クラスもすぐに突破した。その後、23年1月の初春Sでダートに転じると、いきなり2馬身半差の快勝。快足ぶりを砂でも変わらず披露し、4月の
京葉S、12月の
カペラSを圧勝した。地方のタフ馬場でもスピードが生きれば、重賞連勝のチャンス大。
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ギャルダル(牡6、船橋・
川島正一厩舎)
3歳時にも
東京ダービー2着などの実績を残したが、本格化したのは昨年初め。年明けからOPを連勝して挑んだ
フジノウェーブ記念で初タイトルを獲得。その後は暮れまで休養したが、
ビオラ賞、
川崎マイラーズを叩いて挑んだ同競走で連覇を達成した。初の1200m戦でも力比較では見劣りせず、スムーズに追走さえ出来れば
ビッグタイトルも近い。
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ヘリオス(セ8、栗東・
西園正都厩舎)
短距離からマイルまで、全国のダート重賞で活躍してきた古豪。今年で8歳を迎えたが、
根岸Sで4着、
かきつばた記念は2着と衰えはまったく感じない。前走の
黒船賞5着は道中で外を回らされたもので、枠順が堪えた印象。スムーズに2、3番手を取れれば巻き返していい。これまで重賞勝ちは無く、6度の2着が最高。待望の初タイトルを狙う。
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ジャスティン(牡8、大井・
坂井英光厩舎)
20年に
東京スプリント、
東京盃、
カペラSと重賞3勝した実績馬。その後も国内外の短距離重賞を沸かせ、昨秋からは南関東の大井に拠点を移している。暮れのゴールドCは4着に敗れたが、ワンターンの1200mがもっとも能力を発揮できる舞台。今回は巻き返しに注意したい。前走の結果で人気を落とすようなら、妙味もありそうだ。
そのほかにも、
根岸Sで2着に入った
アームズレイン(牡4、栗東・
上村洋行厩舎)、今年初めにオープン特別を連勝した
クロジシジョー(牡5、栗東・
岡田稲男厩舎)、一昨年の3着馬
ギシギシ(牡6、大井・
栗田裕光厩舎)などが出走を予定している。