
しらさぎSを制したキープカルム(c)netkeiba
今週の平地重賞は阪神牝馬SとしらさぎS。
今回は豪華メンバーが集まった新設重賞、しらさぎSを回顧にとりあげます。
2025年6月22日 しらさぎS舞台:阪神 芝1,600m
勝ち時計:1:33.0
レースラップ:12.5 - 10.9 - 11.7 - 12.1 - 11.9 - 11.2 - 11.1 - 11.6
ペース:スローペース(47.2秒 – 45.8秒)
風向き:ほぼ影響なし
脚質:フラット
馬場:大外のみ馬場が良い
【レースポイント】1.ややスローの流れだが、外の馬場がいいこともあり脚質の有利・不利なし
2.ゴール前に急坂のある阪神らしくトップスピードの持続戦
3.阪神外回りらしく各馬の能力が発揮されたレース
【レース概要】 逃げ馬不在のメンバーだったこともあり、ペースは前後半800mが47.2秒–45.8秒とスローペース。
ただし馬群は凝縮していた上に、馬場は外のほうが良い状態。
特にトップスピードが問われる競馬では馬場の良し悪しが加速時に影響を与えやすく、外差しも十分決まる競馬になっていた。以上からスローペースとはいえ、脚質の有利・不利はない。
また、ゴール前に急坂のある阪神らしく、ラスト1ハロンは減速するラップ。トップスピードを長く使う持続力勝負になった。このことからも、前で競馬している馬がそのまま残れるような競馬ではなかったと判断。
結果、コーナー角の大きい阪神外回りらしく、各馬の能力が発揮されやすい競馬になった。よってレース中に大きな不利を受けた馬はいない。適性的にはペースが遅かった分で瞬発力が求められたため、キレ負けした馬の巻き返しに期待したい。
【回顧点数表】各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外
【各馬解説】1着:キープカルム 4点
控えて中団後ろの内目。道中はじっと動かず脚を溜めると、直線は馬群の外目。