昨年の
東京ダービーを勝った
ラムジェット(栗東・
佐々木晶三厩舎)。4歳になってからはサウジC、ドバイワールドCと海外遠征が続いているが、6月5日に大山ヒルズ(鳥取県)から栗東へ帰厩。次走は7月2日(水)に
大井競馬場、ダート2000mで行われる
帝王賞を予定している。
今朝12日はレースに向けた追い切りを開始。CWで単走だったが、向正面を走っていても、尻尾を上げた独特な走りなので、すぐに見つかる。そして、その
スピード感というか、推進して走る姿がまた、この馬の長所でもあり、変わらず順調というところを示してくれている。
決して速いラップではなかったが、6F標識から最後の直線に向くまではずっと14秒台のラップ。そして、最後の直線も馬なりだったが、しっかりと加速して、レースまでの期間を考えると十分と思えるような時計をマークしてフィニッシュした。
その数字は6F81.5~5F67.1~4F52.7~3F37.9~2F23.9~1F12.0秒。相変わらず、
スピードの持続力に関しては素晴らしいものを感じるし、これからもっと調子を上げていくだろう。それこそ、
東京ダービー以来、勝利から遠ざかっているが、同じ舞台で本領発揮といきたいところだ。
(取材・文:井内利彰)