中央競馬の上半期を締めくくる春の
グランプリ「第66回
宝塚記念」は15日に阪神競馬場(芝2200メートル)で行われる。
今年も豪華メンバーが集う。主役はファン投票1位の
ベラジオオペラだ。4月の
大阪杯を1分56秒2(芝2000メートル)の驚異的なレコードで制し、レース史上初の連覇を達成。その連覇を含み阪神芝コースは4戦負け知らず。京都開催だった昨年の
宝塚記念は3着に敗れたが、暑さに強くない同馬だけに開催が2週間繰り上げられたこともプラス。阪神は開催2週目。例え週末が雨でも、そこまで悪い馬場にはならない。前走のレコード勝ちを信頼だ。
ラ
イバル陣も多士済々。
大阪杯2着の
ロードデルレイがさらに状態を引き上げて参戦する。前走が初めてのG1挑戦だったことを考えれば伸びしろは十分。3馬身差の圧勝を飾った
日経新春杯の内容から1F延長もプラスになる。
ドバイシーマクラシックで小差3着と首位争いを演じた
ドゥレッツァも引けを取らない。23年
菊花賞以来のG1タイトルを狙う。
昨年暮れの
有馬記念を制した
レガレイラは右第1指骨剥離骨折で約半年の休養明け。実績とポテンシャルは認めるが、ブランク明けでは割り引きが必要だろう。
穴なら単騎逃げが濃厚な
メイショウタバル。鞍上は前走のドバイ遠征から継続騎乗のレジェンド
武豊。06年
ディープインパクト以来となる
宝塚記念5勝目を狙う。
スポニチ