「
日本ダービー・G1」(6月1日、東京)
今年のJRA・G1はここまで9戦中7戦で外国出身騎手が勝利している。ダービーにも3人が騎乗することが確定。
ダミアン・レーン騎手(31)=
オーストラリア=は
皐月賞馬
ミュージアムマイルに、
クリストフ・ルメール騎手(45)=栗東・フリー=は
京都新聞杯を勝った
ショウヘイ、
ミルコ・デムーロ騎手(46)=栗東・フリー=は
弥生賞ディープ記念を勝った
ファウストラーゼンにそれぞれ騎乗する。3人ともダービージョッキーに輝いており、M・デムーロは3勝目、レーンとルメールは2勝目がかかっている。また、
アンドレアシュ・シュタルケ騎手(51)=ドイツ=は抽選対象の
マイユニバースに騎乗予定となっている。
15年に通年免許を取得し、常に最前線でムチを振り続けるルメール。ダービーには騎乗停止処分を受けた19年以外は毎年参戦しており、攻めの騎乗が光った17年に
レイデオロで勝利した。今年は
京都新聞杯覇者
ショウヘイとともに、世代の頂点を目指す。
レースではテン乗りとなるが、22日の1週前追いで初コンタクト。栗東CWで3頭併せをこなして最先着を決めた。「2週間前の競馬を使ったけど、そんなに疲れもなくて元気いっぱい。内の馬に合わせた時にすごくいい反応だったし、瞬発力がいいと思う」と好感触を口にした。
パートナーの馬名由来は『人名より』。火野正平や笑福亭笑瓶などが思い浮かぶが、令和の時代で『
ショウヘイ』と言えば大谷翔平だろう。ルメールは野球の普及率が低いフランス出身だが、冬場にはドジャースのジャンパーを着るほどで、球界のスーパースターは認知済みだ。「ダービーを勝ったら
ショウヘイオオタニと
ショウヘイの対談をしないといけないね」とおどけてみせた。
「ダービーに出る馬だから、ポテンシャルは高い。楽しみにしています」。東上最終便に飛び乗った新星と、競馬の祭典を盛り上げる。
提供:デイリースポーツ