こんにちは、エクアです。距離適性が重視される現代の競馬では、
天皇賞・春は特殊なG1です。過去10年の勝ち馬で
レインボーライン、
フィエールマン、
ワールドプレミア、まだ現役ですが
ジャスティンパレスと
テーオーロイヤルは、他に2500メートル以下のG1に勝ち鞍がありません。ステイヤーが輝く舞台であると同時に、3000メートル以上の距離は施行数が少なく、秘されたステイヤー資質が判明することもあります。初距離ながら走ったら強かった…という結果。近年というほど新しくはありませんが、09年勝ち馬
マイネルキッツ、14年同
フェノーメノが初の3000メートル以上でステイヤー性能を証明しました。
今年の
天皇賞・春は、この“隠れステイヤー”に票を投じたいと思います。
◎
マイネルエンペラー。
1勝クラスと2勝クラスを連勝しましたが、3勝クラスを卒業するまでに9戦。4歳1月を3勝クラスで迎えて、勝ち上がったのは12月。およそ1年がかかりました。しかし、3勝クラスを卒業してからは
日経新春杯3着、
日経賞1着とそれまでのジリっぽさと打って変わった躍進。条件級の勝ち上がりに苦労しつつ重賞戦線で即通用の戦績は、いかにも遅咲きのステイヤーらしい。清水久師はこの馬を「エンジンのかかりが遅い」「長く脚を使える」「スタミナがある」と評し、長距離への適性を示唆しています。
3勝クラスを勝ちあぐねたジリっぽさが、
天皇賞・春ではバテないタフさに転化。坂の下りで仕掛けて追い通しでの押し切りを期待します。
パカラッチェ!(V
チューバー)
◎(11)
マイネルエンペラー○(3)
ブローザホーン▲(8)
ショウナンラプンタ☆(5)
サンライズアース△(6)
ヘデントール△(13)
ジャスティンパレス△(14)
ビザンチンドリーム
スポニチ