今年も春の福島リーディングを獲得するなど、デビュー22年目の
丹内祐次騎手が絶好調だ。04年デビューの競馬学校20期生。同期には
川田将雅騎手や
吉田隼人騎手、
藤岡佑介騎手や
津村明秀騎手らがいる。
JRA通算は11936戦584勝。勝利数が1桁に留まった年もあったが、徐々に騎乗数と勝利数が増加。昨年に自己最多となる70勝をマークすると、今年もここまで41勝を挙げて、全国リーディング2位につけている。そこで23年以降の丹内騎手の成績をチェックし、狙える条件を紹介したい。
まずはコース別の成績を見てみよう。騎乗回数30回以上のコースに限ると、勝利数トップは小倉芝2000m。64戦で【12-8-6-38】の勝率19%、複勝率41%。回収率は単複ともに100%を超えている。他で注目は札幌芝2000m。38戦で【5-5-5-23】の勝率13%、複勝率40%。回収率は単勝で417%、複勝でも159%あるので積極的に買いたい。他では中山のダート、福島のダートでも好成績を残している。
枠順別ではダートの1枠を要チェックだ。81戦で【13-9-9-50】の勝率16%、複勝率38%。今年に限ると21戦で【5-2-5-9】の勝率24%、複勝率57%で、回収率は単複ともに150%を超えている。内枠からロスなく運んでの粘り込みを期待したい。
最後に種牡馬を見てみよう。勝利数上位にはビッグレッド
ファーム繋養の種牡馬が並ぶが、中でも
ロージズインメイ産駒で【5-3-3-22】の勝率15%、複勝率33%と好成績。これから産駒数は減ってくるが、騎乗機会があった時は要注目だ。他では
バゴ産駒や
ブリックスアンドモルタル産駒での好走も目立つ。これらも少々人気薄でも押さえておきたい。