◆フルムーン(24日・竹村)

　ロードカナロア産駒のフルムーン(牡2歳、栗東・藤岡、母ムーンライトベイ)がこの日、栗東Eでゲート練習を行った。速いラップこそ刻まなかったが、無難にスタートを切って14秒6-15秒5をマーク。素軽い脚さばきで重苦しさは全くなかった。これから着実に調整が進んでいくだろう。半姉のシゲルピンクルビーは21年フィリーズレビューを制し、同じくシゲルピンクダイヤは19年桜花賞2着馬。血統的にも楽しみな一頭だ。

◆ベレシート(24日・浜口)

　GI4勝馬クロノジェネシスの初子で注目を集めるベレシート(牡2歳、栗東・斉藤崇、父エピファネイア)。先週18日のゲート試験合格後も調整を続けており、この日は栗東CWで軽めのキャンターを行い4F77秒1-17秒4を記録した。母の主戦でもあった北村友を背にリズム良く進み、現状は特に気になる癖も見せていない。馬体も大き過ぎず、小さ過ぎず適度なシルエット。今後も注視していきたい一頭だ。

◆クオンタムスター(24日・石渡)

　コントレイル産駒のクオンタムスター(牡2歳、美浦・堀、母サンタモニカ)が入厩。この日は美浦坂路を17～18秒台のラップで駆け上がった。柔らかみのあるフットワークで、骨格がしっかりとした馬体も好印象。母は北米、愛国の中長距離重賞を4勝。注目の新種牡馬産駒でもあり、引き続き注目したい。

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提供：デイリースポーツ