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ローラS・G2」(27日、東京)
抽選待ちの身分だが、
オークスへの切符をゲットする準備は整った。
エストゥペンダが23日三浦を背に、美浦坂路でいい動きを披露。4馬身先行した
オキョンピー(3歳未勝利)を3F標過ぎの左カーブのあたりでしっかりとらえ、ゴール前ではキビキビとしたフットワークで半馬身抜け出した。
高柳瑞師の口ぶりも明確だ。「こちらは攻め馬もよく動くからね。きゃしゃだけれど、いい脚を使う。体重も前走と同じくらい。だんだん成長してしっかりしてきたよ」。攻め馬と実戦がリンクしやすい常識にかかった馬。自信を持って順調に仕上がっていることを断言できるだけに、本番への期待も膨らむ。
デビューからここまでの5戦はすべてマイル戦。3戦目で勝ち上がると、その後2戦は牝馬限定重賞に挑戦し、いずれも後方からよく追い上げて3着に食い込んでいる。今回は400メートルの距離延長。「折り合いに気をつけるが、1600メートルだと後ろからの競馬になってしまう。ジョッキーも距離は延ばした方がいいんじゃないかと言っているし、折り合っても位置が取れるのではないか。やってきた相手も強いからね」。師はむしろ買い材料だと見込んでいる。
重賞の3着では本賞金が加えられないため、1勝クラスの身だが、実績としては上位。順当に走ればきっと、樫の舞台も見えてくる。
提供:デイリースポーツ