◆第60回フ
ローラS・G2(4月27日、東京競馬場・芝2000メートル=2着までに
オークスの優先出走権)
私としては待っていた舞台。
エストゥペンダ(牝3歳、美浦・
高柳瑞樹厩舎、父
サートゥルナーリア)は
フェアリーS、クイーンCとメンバー最速の末脚を使って3着。これで上がり最速は4走前の未勝利から継続してマークしている。
折り合いに不安があるだけに前2走は慎重にレースを進めたが、直線でエンジンがかかるとゴール前では上位2頭に迫った。重賞で通用する決め手を見せるとともに、収まりが効いていたレースぶりからは、距離が延びてこそと思わせた。
高柳瑞樹調教師も「距離はむしろこれくらい合った方がいいと思う」と分析している。
母は芝2400メートルで米・G3を制覇。血統からも距離延長がプラスに出る下地は整っている。東京2000メートルで持ち味を存分に発揮し、
オークスへ向かいたい。(浅子 祐貴)
スポーツ報知