◆第27回
中山グランドジャンプ・JG1(4月19日、中山競馬場・障害4260メートル、良)
春のジャンプ王決定戦に12頭が出走し、1番人気の
マイネルグロン(牡7歳、美浦・
青木孝文厩舎、父
ゴールドシップ)は5着で、23年の
中山大障害以来2度目のJG1勝利とはならなかった。後方から進めていたが、最後の直線に向けてポジションを上げ、一時は2、3着争いに加わるかの勢いだったが失速し、なだれ込むようにゴール。その後、
石神深一騎手が下馬したと
アナウンスがあった。
同馬は23年の
最優秀障害馬。5連勝で臨んだ昨年は、単勝1・1倍の圧倒的1番人気に支持されたが6着に敗れていた。その後、右前脚深屈腱炎が判明。昨秋に復帰して
中山大障害の連覇を狙ったが最終障害の生け垣でつまずき、石神深騎手が落馬して競走中止に。4か月ぶりで臨んだ今年初戦だったが、復活Vを飾ることはできなかった。
1着は
草野太郎騎手が騎乗した5番人気の
エコロデュエル(牡6歳、美浦・
岩戸孝樹厩舎、父
キタサンブラック)で、勝ちタイムは4分50秒5。2着は6番人気の
ネビーイーム(
小坂忠士騎手)、3着は4番人気の
インプレス(
小牧加矢太騎手)が入った。
石神深一騎手(
マイネルグロン=5着)「脚元なのか熱中症なのか分からないが、差し切れる手応えで、最終障害も上手に飛んでくれた。最後はもったいなかったが、馬に助けられた。程良いメンタルで道中はグロンも我慢してリズムが良かったし、飛越は
パーフェクトだった。障害馬として一番いい時なので、大事に至らなければいいですが…。秋か冬にコンビとして復活したいです」
スポーツ報知