「
ドバイワールドカップ・UAE・G1」(5日、メイダン)
1番人気に支持された
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作)が、まさかの3着に敗戦。サウジCに続く海外G1の連勝はならなかった。1着は9番人気の
ヒットショー、2着は8番人気の
ミクストで米国馬のワンツーだった。
ウシュバテソーロ(牡8歳、美浦・高木)が6着、
ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木)が7着、
ラムジェット(牡4歳、栗東・佐々木)は9着。
道中は5、6番手を追走した
フォーエバーヤングだが、3、4コーナーで坂井の手が激しく動き出す。ただ反応は鈍く、なかなかエンジンが掛からない。それでも最後の直線で必死に追い上げるも、3着が精いっぱいだった。矢作師は「残念以外ない」と口を開くと、「ちょっとアウエーの洗礼を受けたので…それは言い訳になるからあまり言いたくはないけど…ちょっとひどい仕打ちを受けたので。ちょっとイレ込んでいましたね。それはマイナスになるとは思っていたんですけど、それをはね返さないといけないなと思いますし、言い訳はできないと思います」と厳しい表情だった。
展開面も想定通りには行かなかった。「スタートはよかったし、あのまま2番手を取れたと思ったんですけど、瑠星と話したところではテンに進んでいかなかったと。ラストは力で来たけれども、前半の進みは非常に悪かったと。その分、どんどん入られた。まだまだ調教師も騎手も足りないということかなと思ってまたやり直します」と必死に前を向いた。
坂井は「(道中は)ポジションをキープするのが精いっぱい。きょうのところはあれ以上できなかったです。押しても全く前に進んでいかなかったです」と振り返り、「(レース後の
フォーエバーヤングは)ヘトヘトで歩くのがやっとでした」と激闘のレースだったことを明かした。
提供:デイリースポーツ