「
大阪杯・G1」(6日、阪神)
開業1年目の
東田明士調教師(36)=栗東=が
カラテとともに
大阪杯の舞台へ挑む。開業までの約1年、技術調教師として研さんを積んだ音無厩舎からの転厩馬だ。
穏やかな笑顔、丁寧な取材対応。物腰の柔らかさがとても印象的な指揮官。3月16日の阪神5Rでは、15番人気の大穴
ヴィーナスバブルが1着となり、今年開業した9人中、一番乗りで初白星を飾った。翌週には中京6Rを
ベルダイナフェローで勝利。「スタッフ一人一人が考えて行動してくれて、チームでうまくやれています」と手応えを口にしつつ、「さらに精度を上げていきたい」と気合は十分だ。
G1への挑戦。厩舎にとって大きな一歩となるが、トレーナーは「前走後にオーナーと相談させてもらい、出走することに。1年目からこんな舞台に出させていただき、本当にありがたいです。チームの
モチベーションの一つにもなります」と感謝する。「状態はいいですね。距離はベストだし、メンバーは強いけど、どこまで自分の力を出せるか」と9歳馬の底力に期待する。“チームワーク”を武器に、スタッフ一丸となって大舞台へ臨む。(デイリースポーツ・小田穂乃実)
提供:デイリースポーツ