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「ゴルシ産駒の星」マイネルグロン 史上6頭目のJGI連勝へ待ったなし

  • 2024年04月10日(水) 11時55分
 昨年の最優秀障害馬マイネルグロン(牡6、美浦・青木孝文厩舎)が、中山グランドジャンプ(4歳上・J・G1・障4250m)で史上7頭目のJGI連勝を狙う。

 マイネルグロンは父ゴールドシップ母マイネヌーヴェル、母の父ブライアンズタイムの血統。父は「白い怪物」の異名をとったGI6勝馬。皐月賞では3角から4角にかけて、馬場の悪いインコースから一気に進出する「ゴルシワープ」を決めて、見事にGI初制覇を果たした。一方、激しい気性が災いし、時に思わぬ大敗を喫したが、そういった個性的なキャラクターもファンの心を掴んだ。種牡馬としてもユーバーレーベンウインキートスウインマイティーなど、牝馬を中心に活躍馬を輩出。日高の人気種牡馬の地位を確立している。

 一方の母系も優秀だ。03年のフラワーCの覇者。母のきょうだいも軒並み走っていて、マイネルネオスは11年の中山GJマイネルチャールズは08年の弥生賞京成杯マイネルアワグラスは08年のシリウスSを制している。また、めいのユーバーレーベンは21年のオークス、おいのマイネルファンロンは21年の新潟記念の勝ち馬。まさに近年のラフィアンを代表する名牝系といえるだろう。

 マイネルグロンは平地では惜敗が目立ち、11戦未勝利に終わった。しかし、障害に転じて素質が開花。とりわけ昨春以降の成長は目覚ましく、オープン→オープン→東京ハイジャンプ中山大障害阪神スプリングジャンプと破竹の5連勝中。とりわけ近2戦は2着に1秒7差、1秒2差の大楽勝だった。まだ6歳と障害馬としては若く、無事なら一時代を築くことは間違いない。

 今回はブランディスマジェスティバイオアポロマーベリックアップトゥデイトオジュウチョウサンメイショウダッサイに続き、史上6頭目のJ・GI連勝がかかる一戦。また、これまでにゴールドシップ産駒としては歴代2位の2億942万1000円を獲得しているが、中山大障害を勝てば、現在トップのユーバーレーベンの2億3940万800円を抜いて1位に浮上することとなる。もちろん、この馬にとってはそんな記録も通過点。今回もライバルを圧倒する走りを見せてくれるはずだ。

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