「第7回ブリリアントカップ」(ダート1800メートル)が大井競馬場で行われた。2番人気サヨノネイチヤが直線で抜け出して優勝。6連勝で重賞2連勝を果たした。

　同馬と2着ヒーローコールには「第69回大井記念」(S1、5月15日、大井)への優先出走権が与えられる。

　道中、絶好の手応えで4、5番手を追走していたサヨノネイチヤ。直線を向くと一気にエンジンが噴き上がった。

　外から先に動いたヒーローコール、ナンセイホワイトに前の進路をさえぎられると内のエアアルマスとのわずかな隙間に首を突っ込んでこじ開ける。

　残り200メートルから鼻面を並べての3頭の争い。残り100メートルで右ステッキが入るとサヨノが突き放して勝負にケリをつけた。

　「道中いいポジションが取れたし、手応えもずっと良かった。強い相手になればなるほど走る馬だけに先が楽しみ」と西は胸を張った。

　今後は権利を獲ったS1大井記念から「結果を出して無事なら」(坂井師)の条件付きで帝王賞(6月26日)を目指す。

　◇サヨノネイチヤ　父ダノンレジェンド　母オムスビ(母の父オレハマッテルゼ)　牡5歳　大井・坂井英光厩舎　馬主・吉岡泰治氏　生産者・北海道浦河町の木村牧場　戦績13戦11勝　総獲得賞金5794万円。

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