かつて
オグリキャップが勝った
ペガサスSの流れを汲む3歳重賞で、18年から
NHKマイルCの
トライアルとして施行時期が変更された。近年の勝ち馬からは
ミッキーアイル、
レインボーライン、
ペルシアンナイト、
タワーオブロンドン、
ダノンスコーピオンなど、負けた馬からも
インディチャンプ、
ダノンスマッシュ、
ピクシーナイトなどGI馬が続出している。
1.前走上がりで過信は禁物
過去10回で、前走の上がりが1位だった馬は[0-2-2-27]と勝ち切れていない。また、上がり2位だった馬も[0-3-2-18]で勝ち切れていない。直線が長いコースで行われるので上がり上位の馬を狙いたくなるものだが、前走上がりが1・2位だった馬の1着の信頼度はあまり高くない。
2.前走重賞組が中心
過去10回で、前走が重賞だった馬は[9-5-3-31]で複勝率は35.4%に上る。一方、前走が1勝クラスだった馬は[0-3-4-59]で複勝率は10.6%。施行時期変更後の勝ち馬6頭は、いずれも前走が重賞だった。
3.間隔が詰まっていると苦戦
過去10回で、中3週以内で出走した馬は[0-2-2-46]で複勝率8.0%しかない。対して、中4〜8週の馬は[6-5-6-45]で複勝率27.4%、中9週以上だった馬は[4-3-2-24]で複勝率27.3%。昨年の勝ち馬
オオバンブルマイも中17週の休み明けだった。
シヴァースは
秋華賞と
ドバイターフを勝った
ヴィブロスの仔で、新馬戦を勝って臨んだ
きさらぎ賞で、差し有利の馬場で先行して3着。非常に強い内容だった。このメンバーなら力上位で、重賞初制覇が期待される。