「
桜花賞・G1」(7日、阪神)
2番人気の
ステレンボッシュが外から伸びて差し切り、G1初勝利を飾った。
阪神JFでは2着に惜敗したが、初コンビのジョアン・モレイラ騎手(40)=ブラジル=に導かれ、完勝で牝馬1冠目を獲得した。
国枝栄調教師(68)=美浦=は
桜花賞3勝目。2着に昨年の2歳女王で1番人気だった
アスコリピチェーノ、3着に7番人気の
ライトバックが入った。
昨年2歳女王に輝き、3戦無敗でクラシック初戦に臨んだ
アスコリピチェーノだったが、0秒1差の2着。4戦目にして初めて黒星を喫した。
道中は中団の外めを追走。直線では前を行く
ステレンボッシュを懸命に追ったが、4分の3馬身及ばなかった。前走で負かした相手に逆転を許した北村宏は「1歩目は五分に出ましたけど、そこからスピードに乗って行けず…。その後は態勢を整えながら進められました」と振り返り、「4角で手応えが苦しくなったところで勝ち馬に割って来られて、その分の差を最後まで詰められませんでした。馬は食いしばって頑張ってくれましたが…」と肩を落とした。
これで
ステレンボッシュとのG1での対戦成績は1勝1敗。黒岩師は「ジョッキーはうまく乗ってくれましたが、勝ち馬がそれ以上にうまくさばいてきましたね。それでも力は示してくれましたし、次は巻き返したいです」と前を向いた。今後はマイル路線か、それとも…。次走が注目だ。
提供:デイリースポーツ