2歳女王が初黒星を喫した。1番人気アスコリピチェーノは道中8番手を追走。3角過ぎから鞍上の北村宏が手綱をしごいて進出したが、直線に入ったところで内から勝ち馬にはじかれるような形で外に膨らんだ。すぐに態勢を立て直し、懸命に追い続けたが最後まで差は詰まらず。3/4馬身差の2着に敗れた。

　北村宏は「(スタート)1歩目は五分に出たが思った以上にスピードに乗って行けなくて…。その後、うまく運べたけど4角で少し手応えが苦しくなったところで勝ち馬に割って出られた。その分の差が詰められなかった」と悔しい表情を浮かべた。

　昨年12月の阪神JFではステレンボッシュを首差抑え、無傷の3連勝でG1初制覇を飾った。今回こそ逆転を許したものの、これで1勝1敗。黒岩師は「ジョッキーはうまく乗ってくれた。ただ、勝ち馬がそれ以上にうまく乗った。力は示してくれたし、次は巻き返したい」とリベンジを誓った。

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