競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
さて今週は
桜花賞が阪神競馬場で行われますね。POGで人気になった馬も出走していますし、今シーズンの結果を占う大事なレースとなりそう。
ボンドガールの除外は残念でしたが、
ニュージーランドTでいい競馬をしてくれることを期待したいところです。そして、現3歳世代で何度も話題に上がっていた
ボンドガールが勝った新馬戦からは
チェルヴィニア、
コラソンビート、
マスクオールウィン、
キャットファイトの4頭が出走。これはとんでもないことなのですが、勝ち馬が出走できないというのが寂しいですね。すでに伝説と言っていいレベルのレースかもしれませんが、今後G1レベルでの活躍があれば、間違いなく後世に語り継がれるメイクデビューとなるでしょう。どんな走りを見せてくれるか楽しみです。
さて2歳の情報ですが、萩原厩舎に良血馬が次々と入厩しています。
シルバーレイン(牡、父
エピファネイア)の
母ノームコアは厩舎の先輩で
香港C、
ヴィクトリアマイルを制した女傑。すでにゲート試験に合格して放牧に出ていますが、早期デビューが期待できそうですね。
ジャサルディア(牝、父
キズナ、
母ミスエルテ)は近親にフラワーCを勝った
ミアネーロがいる注目の血統。祖
母ミスエーニョの一族はG1タイトルに手が届かないものの、堅実に活躍しますし、激しい気性がいい感じで消化ができれば、新たな大物が出てくる可能性は十分。楽しみです。
大竹厩舎には
ブラストワンピースの半妹
ロパシック(牝、父
エピファネイア、
母ツルマルワンピース)が入厩。大型馬が多い血統ですが、兄姉と比べてひと回りコンパクトの様子。ここから成長する血統でもありますが、サイズが大き過ぎるという感じではないのは、いい傾向なのではないでしょうか。
これまで入厩した馬の第一印象としては、まだまだ真打ちが隠れているような感じ。まだ見ることができていない馬もたくさんいますが、何とか活躍馬を見つけて皆さまの参考になるべく、今後もしっかりチェックしていきたいと思います。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ