スマートフォン版へ

【こちら日高支局です・古谷剛彦】一番時計は九州産馬、レッドランタン2022

スポーツ報知
  • 2024年04月03日(水) 09時28分
 23日に中山競馬場で開催される「JRAブリーズアップセール」に上場される、JRA育成馬の展示会が2週にわたって行われる。まずは2日、宮崎育成牧場で実施された。午前10時から22頭(牡、牝とも11頭ずつ)が比較展示に登場。全馬の展示が終了後、第1班(牡馬)と第2班(牝馬)に分かれて調教供覧が行われたが、牝馬のなかで2頭は比較展示のみ(12番、74番)、2頭は軽い調教での、供覧(52番、72番)となった。

 調教供覧は2頭併せが基本だが、第1班と第2班で1頭ずつ、単走で好時計をマークした馬もいた。ブリーズアップの意義である「時計より走法」をアピールし、2ハロンを13秒−13秒で駆けることを意識して調教供覧に挑んでいた。この日の一番時計は、第2班の1組目で外を走ったレッドランタン2022(牝、父エスケンデレヤ)の2ハロン24秒7−12秒1だった。

 レッドランタン2022は九州産馬の一頭で、母が新潟芝1200メートルで勝ち上がっている。近親に08年小倉2歳S3着のツルマルジャパンや、阪神で未勝利勝ちを収めたテイエムハヤブサなどがおり、2歳戦に強い牝系。ちなみに、内に併せていたカーナヴァル2022(牝、父カリフォルニアクローム)も2ハロン24秒9−12秒2とバランスの良いラップを計測したが、祖母が97年阪神3歳牝馬S2着のキュンティアで、伯母に07年ファンタジーSを制したオディールがいる。フットワークの良さでは、レッドランタン2022にひけを取っておらず、この2頭には関係者の視線も熱かった。

 1ハロンの一番時計は、第1班1組目の内ウンベラータ2022(牡、父ミスターメロディ)とローマンクィーン2022(牡、父シュヴァルグラン)の併せ馬で、2ハロン24秒8−11秒6だった。今年の新種牡馬のなかでも評判が高いミスターメロディ産駒のウンベラータ2022は、伯母に09年牝馬クラシックを賑わしたジェルミナルがいる。ローマンクィーン2022は、昨年の八戸市場で取引された一頭(700万円、税別)。伯母に08年愛オークス2着のアイスクイーンがいるなど、父や牝系のイメージと異なるスピードを備えている。

 来週は9日、日高育成牧場で育成馬展示会が午前9時から行われる。(競馬ライター)

スポーツ報知

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す