スマートフォン版へ

【阪神牝馬S展望】ヴィクトリアマイルの前哨戦、近年は凡走からの巻き返しが多い

  • 2024年04月03日(水) 06時00分
 ヴィクトリアマイルの前哨戦で、16年から1600mに変更された。阪神芝1600mは牝馬クラシックに向けた重要レースがたびたび行われる条件。桜花賞に対するチューリップ賞がそうであるように、好メンバーが集まる前哨戦として定着しつつある。

1.先行力が求められる

 前哨戦らしいスローペースになり、前残りの競馬になることが多いレース。条件変更以降の8回で、4角3番手以内だった馬は[4-4-1-18]で複勝率33.3%なのに対し、4角5番手以下の馬は[4-4-5-60]で複勝率17.8%。少頭数の今年もこの傾向が強そうだ。

2.近年は凡走からの巻き返しが多い

 以前は前走1着馬が強いという傾向があったが、近年は前走敗れた馬の激走もみられる。昨年は前走オープンで2桁着順だったサウンドビバーチェが勝ち、京都牝馬Sで15着だったサブライムアンセムが2着。一昨年も前走オープンで2桁着順だったメイショウミモザが勝利し、愛知杯で11着だったアンドヴァラナウトが2着。その他にも、20年は有馬記念で15着だったスカーレットカラーが2着。19年は前走中山牝馬Sで14着だったミッキーチャームが4番人気で1着に好走した。

3.穴は距離延長組

 過去8回で、前走から距離短縮となる馬は[3-5-3-28]で複勝率28.2%なのに対し、距離延長となる馬は[3-2-2-23]で複勝率23.3%。好走率で見れば距離短縮組に分がある。しかし、複勝回収率に関しては、距離短縮組が92%なのに対し、距離延長組は207%と後者が断然だ。一昨年9番人気1着のメイショウミモザをはじめ、20年11番人気で3着のディメンシオン、19年12番人気で2着のアマルフィコーストなど距離延長組は変わり身もしばしば。

 モズゴールドバレルは前走が休み明けの京都牝馬Sで8着。今回は距離延長になるが、むしろマイルが得意な馬。歓迎材料だろう。ここは先行馬が他におらず、この馬の単騎逃げも十分。逃げ切りを期待したい。

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す