「第27回
クラウンカップ」が2日、
川崎競馬場で行われ、1番人気の
シシュフォスが直線抜け出し快勝、重賞初制覇を果たした。同馬には「第70回
東京ダービー」(Jpn1、6月5日、大井)への優先出走権が与えられた。
佐藤太師が「完璧な騎乗」と振り返れば、森も「川崎のマイルはこうやって勝つんだぞという定石通りの競馬ができた」と自賛するほどの危なげない勝ちっぷり。好スタートから手綱を抑えて4番手の内を確保すると、流れに乗って脚をためた。動き出したのは3コーナー過ぎ。一気に進出すると、直線では馬場の中央に持ち出して前の
ツキシロ、
ライゾマティクスを左ステッキの連打でかわした。ゴール前でも末脚の勢いは衰えず、
アムクラージュを1馬身半抑えてゴールを駆け抜けた。
「マイルの距離は(短くて)どうかなと思っていたくらいなので、距離が延びる今後が楽しみ」と視線を向けた森。それに応えるように今後は「東京湾C(5月2日)から
東京ダービー」と佐藤太師も明言。3歳春の頂点へ、
JRA勢を勇躍迎え撃つつもりだ。
◆
シシュフォス 父
アポロソニック 母アポロユッキー(母の
父アポロキングダム) 牡3歳 船橋・
佐藤裕太厩舎 馬主・
マフィン 生産者・北海道日高町の春木ファーム 戦績12戦5勝(南関東2戦2勝) 総獲得賞金2684万5000円。
スポニチ