▲昨年はリバティアイランドが優勝(c)netkeiba
2021年から2023年まで桜花賞は京都競馬場改修の影響により、阪神芝の開催が多く、3年連続で連続開催の18日目。Bコース替わりの初週に行われていた。
今年は連続開催の14日目。Bコース使用は2週目。同様のスケジュールとなるのは2020年以来だ。
2014年-2020年までに行われた桜花賞のうち、2015年、2017年、2020年の3回は雨の影響が残った馬場コンディション。勝ち時計をみても、この3回は1分34秒5以上かかっている。
時計がかかったこの3回では3着内に好走した9頭のうち5頭が最初のコーナーを5番手以内で通過。この5頭のうち4頭は5番人気以下の人気薄。トラックバイアスに恵まれる(人気薄期待値が高い)のは先行馬だった。また、5番人気以下で3着内に好走した5頭のうち4頭が4枠より内枠。内を通りやすい内枠や先行馬が有利。
標準よりも軽めの馬場コンディションで行われた残りの4回(2014年、2016年、2018年、2019年)では勝ち時計が1分33秒5以下。
上がり1位を出した馬が3勝、2着1回。連対した8頭のうち7頭が上がり5位以内。3着内に好走した12頭のうち9頭が上がり3位以内。直線の伸びが要求されていた。また、3着内に好走した12頭のうち9頭が5枠より外。軽い馬場で直線スピードが発揮できる馬場ならば、外枠の方がスピードに乗せやすく有利。
よって、時計を出せる馬場コンディションか? そうではないか? によって決着パターンは真逆になる。トラックバイアスの影響度が大きいレースだ。
軽めの馬場コンディションだった先週の阪神芝も外回り(未勝利戦除く)は3レース行われ、1着は全て上がり1位。2着は全て上がり2位だった。
現時点では先週のような軽めの馬場コンディションであることを前提として推奨馬を挙げる。
▲ボンドガールに期待したい(撮影:下野雄規)
ボンドガールの前走サウジアラビアRCはトラックバイアス「外有利・ 」と判定したレース。当時は4回東京開催の開幕日。路盤の状態絶好で、軽い馬場コンディション。末脚の要求度が非常に高く、外枠が有利な状況だった。結果的に3枠より内の馬が3着までを独占したが、これらは全て本来よりもパフォーマンスを出せていない。
7枠で4着だったレーヴジーニアルは次走で1勝クラスに出走しながら4着だったのに対して、1枠から僅差で3着だったシュトラウスは次走で東スポ杯2歳Sを勝ったように、外枠が恵まれていたのは明らか。
内枠で2着だったこの馬も前走で示した内容よりもさらに上昇が見込める。出走できることが前提条件だが、軽い馬場で外枠ならばチャンスだ。
ただし、先に書いたように、桜花賞は雨が降れば真逆の馬場になるので、ボンドガールは不利。
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