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【大阪杯】ベラジオオペラ 急きょ木曜追いスライドも余裕の様子 初のG1制覇へ向けて文句なしの態勢

デイリースポーツ
  • 2024年03月29日(金) 06時00分
 「大阪杯・G1」(31日、阪神)

 雨で悪化した馬場を嫌い、木曜追いへスライドしたベラジオオペラが28日、栗東CWで躍動した。上村師自らがまたがり、併せ馬で楽々と首差先着。キビキビとしたフットワークでラスト1Fは11秒3と鋭く伸びた。初のG1タイトル奪取へ向けて、文句なしの態勢が整った。

 初のG1タイトルを狙うベラジオオペラは栗東CWへ。当初は水曜追いを予定していたが、雨で悪化した馬場状況を避け、木曜追いに。ただ、急きょの追い切りスライドも全く問題なしだ。セオ(4歳3勝クラス)の1馬身後方からスタートすると、道中は折り合い十分に進む。楽な手応えのまま加速し、残り1F過ぎで内からあっさり抜け出すと、馬なりのまま余力十分に首差先着した。

 タイムは6F83秒4-37秒8-11秒3。自ら手綱を取ってケイコをつけた上村師は「馬場も良くなっていたし、いい追い切りができた。前走よりもさらに状態を上げていると思う」と納得顔。その前走の京都記念は2着に惜敗したが、上がり最速の脚でしぶとく勝ち馬に詰め寄った。「位置取りの差もあって負けたけど、いいレースはできた。今回は期間もそんなにあかず、調整自体もしやすかった」と前走以上の気配を伝える。

 昨年のダービーでは勝ったタスティエーラ、2着ソールオリエンスとタイム差なしの4着。今回は、そのダービー上位組に強力な年長馬も加わるが、指揮官は「そんなに力の差はないと思う」とキッパリ言い切った。

 昨年の菊花賞をパスして、早くから大阪杯を本命に逆算したローテを歩んできた。同じ舞台で行われた2走前のチャレンジCは、正攻法の競馬で勝利している。「うちの厩舎で今一番、G1に近い馬。この馬にとっては一番戦いやすい舞台なので、何とか勝ちたい」。勝てば、トレーナーにとっても初のG1制覇。厩舎の看板馬で栄冠をつかみ取りたい。

提供:デイリースポーツ

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