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【大阪杯予想】ペース落ち着きやすいコースも変化の兆しアリ

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  • 2024年03月27日(水) 12時00分
こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、阪神競馬場で行われる大阪杯(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!


前が有利になりやすい


 大阪杯の行われる阪神芝2000mはスタートして1コーナーまでの距離がやや短いコースで、更にスタートしてすぐに坂を上ること、1〜2コーナーの角度が急でペースが落ちやすく向こう正面からは緩く下って後続が差を詰める隙が少ないことなどから前が有利になりやすいコース。

 特に京都競馬場改修で馬場が荒れにくかった近年は良馬場であれば素直に前走で先行していた馬を買っておけば好成績。手前味噌ながら昨年の大阪杯は3着のダノンザキッドを本命にしたが、その理由も先行しそうで能力の割に人気がないということが大きかった。

のれんの腕押し

 今年はここ3年続いたAコース最終週での開催からBコース替わり初週での開催に戻り内の馬場が良い状態になりそうだし、登録メンバーを見ても逃げ脚質のバビットが除外対象で逃げ馬不在と普通に考えればスローペースになる公算が大きく、先行馬を狙うのが定石と言えそう。

 ただ昨年あたりから特に上級条件でジョッキーが積極的な作戦を取ることが目立っていたような印象があり、今回このコラムを執筆するに際して調べたところ、コース創設以降で前半5F通過が速い順から3レース全てが昨年記録されたもので、4位も2022年チャレンジCと実際にそのような傾向がみられた。

のれんの腕押し

 近年の傾向を見て、騎乗している側にもこのコースで勝ち負けするためには前に行かないといけないという意識が強くなっているんだろうし、今回のような逃げ馬不在で隊列が想像しにくく格が高いレースとなると、色気を出して主張する陣営が増えることが想定されて競り合ってペースが上がるというパターンも十分考えられる。

 天気予報を見ると週末は今のところ晴れる予報だが、週中はぐずついた天気が続くよう。時計が掛かれば外を回るロスが軽減される分良馬場よりも差し馬にチャンスが生まれやすくなるので、もし週末にも雨の影響を受けるようなら今年は例年以上に差し馬の好走が期待できるのではないか。

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人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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