兄弟タッグで悲願達成なるか。弟・
池添学調教師が管理し、兄・
池添謙一騎手が騎乗する
プラダリア(牡5)が、
大阪杯(4歳上、GI、阪神芝2000m)でGI初制覇に挑む。
プラダリアは
父ディープインパクト、
母シャッセロール、母の
父クロフネという血統。ここまで15戦4勝。そのうち12戦で池添騎手が手綱をとっている。一昨年の
青葉賞で重賞初制覇を果たすと、
日本ダービーが5着、
菊花賞が7着と、クラシック戦線を賑わせた。その後も昨年の
京都大賞典、今年の
京都記念を勝つなど一線級で活躍。GIには4度挑んでおり、
ビッグタイトル獲得が期待される。
池添学調教師と
池添謙一騎手のタッグは、これまで
JRAで194戦21勝。重賞は
プラダリアで3勝、
ヴィクティファルスで1勝しているが、GIでは8戦して19年
朝日杯FSの
グランレイの3着が最高着順だ。池添騎手は今回、
ドンフランキーの
ドバイゴールデンシャヒーンではなくこちらに参戦。そこに「兄弟V」への強い思いが滲む。
勝てば84年の
グレード制導入後では初となる「騎手&調教師」での兄弟GI制覇。記録にも記憶にも残るレースを期待したい。