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【毎日杯】メイショウタバル 同レース史上最大の6馬身差で圧勝 石橋師が11年目で重賞初制覇

スポニチ
  • 2024年03月24日(日) 05時01分
 道悪のターフに鮮やかな逃げを描いた。「第71回毎日杯」は23日、阪神競馬場で行われた。坂井瑠星(26)騎乗の5番人気メイショウタバルが同レース史上最大の6馬身差をつけ、3連勝で重賞初Vを決めた。管理する石橋守師(57)は開業11年目で重賞初制覇を飾った。

 文句なしの完勝だった。メイショウタバルの逃げは前半1000メートル59秒6。重馬場を思えば、決して楽なペースではない。その中でラスト3Fから11秒6→10秒9とラップを上げた。直線で6馬身差をつけるワンサイド。ド派手に重賞初Vを飾った。初コンビとなった坂井のヘッドワークも光った。「過去のレースや血統背景、馬場傾向も考えて、直線は1頭分だけ(馬場が)良かったので、そこを狙おうと考えていました。返し馬の感触が良かったですし、ペースを気にせずに運びました。強い馬を相手にこれだけの着差をつけました。今後が楽しみ」と評価した。

 管理する石橋師は開業11年目で重賞初制覇となった。レース後は武豊とガッチリ抱擁。騎手時代にはメイショウサムソン皐月賞、ダービーと2冠を達成。ゆかりの勝負服での勝利に、喜びもひとしお。「それが一番うれしい。(松本)会長にはお世話になっていますし、恩返しができたかな。ホッとしました」と胸をなで下ろした。

 先週のスプリングSに登録があったが、左前肢のフレグモーネで回避。アクシデントがあっても、翌週の出走にこぎつけた。「精神力に頭が下がりますね。まだ粗削りな部分はありますけど、能力を再確認できました。直線で引き離しましたし、全てがうまくいきました」と振り返った。

 6馬身差のVは66年アポオンワード、87年ダイゴアルファ、01年クロフネの5馬身差を更新する最大着差となった。大舞台への気持ちを高ぶらせつつ「この後はオーナーと相談します」と話すにとどめた。勝ち馬からは01年以降、8頭のG1ホースが生まれた出世レース。大きな可能性を乗せて、世代の頂点へと突き進む。

 メイショウタバル 父ゴールドシップ 母メイショウツバクロ(母の父フレンチデピュティ)21年4月20日生まれ 牡3歳 栗東・石橋厩舎所属 馬主・松本好雄氏 生産者・北海道浦河町の三嶋牧場 戦績5戦3勝(重賞初勝利) 総獲得賞金5941万7000円 馬名の意味は冠名+熊本県の地名。

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