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【阪神大賞典予想】狙うのは「人気上位」&「上がり最速」? 過去10年データから探るGII阪神大賞典

  • 2024年03月17日(日) 07時35分
 今週は引き続き「中山・阪神・中京」での3場開催。日曜日の重賞は、中山競馬場で皐月賞トライアルのGIIスプリングS(中山・芝1800m)。そして阪神競馬場ではGII阪神大賞典(阪神・芝3000m)が行われる。今週は阪神大賞典にスポットを当て、馬券の傾向やヒントを探っていこう。

1.やっぱり強い上位人気?

 まずは上位人気馬の成績チェックから。阪神大賞典では過去10年、1番人気馬が6勝。成績は【6-1-1-2】。先週の金鯱賞同様に1番人気馬の強いレースとなっている。

 ちなみに2番人気馬は【2-2-1-5】、3番人気馬は【2-0-3-5】という成績。1番人気馬が勝っていない年は、かわりに2番人気か3番人気が勝っている。4番人気以降からの勝ち馬は、10年に5番人気トウカイトリックが勝って以降は出ていない。人気薄の単勝馬券はかなり買いづらいといっていいだろう。

 さらに馬券圏内1-3着は、5番人気以内の馬で独占されることが多い。6番人気以降で馬券圏内になっているのは過去10年でわずか4頭だけ。もっとも人気薄だったのが19年(11頭立て)10番人気ロードヴァンドールの3着。今年は珍しく多頭数立てとなってどうなるかに注目したい。

2.関西馬圧倒?

 阪神大賞典は、例年、関西馬が圧倒的に強い。過去10年馬券圏内30頭中、関西馬はなんと29頭を占めている。例外は16年に2着になっていたタンタアレグリア(美浦・国枝厩舎)のみ。まあ出走数自体が関西馬圧倒なので、仕方ないといえば仕方ない。昨年も2頭の関東馬と1頭の地方馬が出走していたが、いずれも馬券圏外。

 今年の関東馬はワープスピード、昨年9着だったゼーゲン、地方からはアンタンスルフレが参戦するが、一矢報いることはできるのだろうか。

3.今年も要注意は7.8枠?

 これは残念ながら昨年で途切れてしまったジンクス。昨年時点では、過去10年「7枠もしくは8枠のどちらかが必ず馬券になっている」ということが続いていた。しかし昨年は3、1、5枠での決着で連続は途絶えてしまった。ただ、過去10年で7.8枠からの勝利は6回。やや外枠有利の傾向はあるようだが…。

4.リピーターが走る?

 13-15年まで3連覇したゴールドシップのようにリピーターが出やすいレースでもある。ゴールドシップ以外にも、シュヴァルグランユーキャンスマイルディープボンドなどが再好走している。

 しかし昨年、3連覇を狙ったディープボンドは5着までだった。今年も21、22年連勝のディープボンドと3年前の勝馬ユーキャンスマイル。さらに2年前に3着だったシルヴァーソニックも出走予定。それぞれベテラン勢だが、年齢に関係なく好走することはできるのか。

5.上がり最速を出せれば馬券圏内率100パーセント?

 最後に脚質の有利不利について。過去10年、阪神大賞典では、逃げ馬が不振。逃げて勝利できた馬はいなく、良くて3着が2度あるだけである。

 逆に、上がり最速を出せている馬は過去10年で9勝、馬券圏内率100パーセントになっている。速くて34秒台、遅くて37秒台とペースによってかなり差は出るが、上がり時計が出せる馬こそが主役に相応しいレースといえる。

 まあそれがどれになるかが難しいわけだが、長距離を走って33秒台の上がりを出せるテーオーロイヤルなどは面白い存在となりそうだ。

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