◆ホウオウトランプ(7日・安里)

　土曜阪神5R・3歳未勝利(芝1600m)に出走予定のホウオウトランプ(牡3歳、栗東・池江)は、デビュー戦で既走馬相手ながらも1番人気に。ただスタート後に他馬と接触したこともあり、ずっと力みっ放しで6着に終わった。「チグハグな競馬で、経験の差が出ましたね」と兼武助手はショックを隠せない様子だが「調教では注文をつけるところがないくらいの動き。広いコースのマイル戦で改めて期待」と、この馬への高い評価が変わったわけではない。能力通りならあっさり勝ってもいいはずだ。

◆フェリーニ(7日・赤木)

　シンザン記念では12着に終わったフェリーニ(牡3歳、栗東・橋口)。「他馬を気にしたのか、直線で内にヨレてしまい、そこで呼吸が乱れてしまいました」と師は回顧する。そこからひと息入り「中間は息遣いが良く、仕上がりも良好。前走より動けそうです」とムードがいい。この日は栗東坂路でラスト1F12秒0とシャープな動き。自己条件に戻って反撃を期待したい。日曜阪神5R・3歳1勝クラス(芝1600m)へ出走を予定している。

◆キャットファイト(7日・文元)

　日曜中山11R・アネモネS(芝1600m)を予定しているキャットファイト(牝3歳、美浦・上原博)は、2番人気のフェアリーSで先行策から6着に敗退。それでも「展開がかみ合わなかっただけに仕方がない」と師に悲観の色はない。「先週に(美浦Wで6F82秒3-11秒1と)ビッシリと追い切ったので、今週は(坂路で)サラッとで十分。うまくテンションを上げないように調整ができた。いいスピードがあり、本質的に中山は合う。乗り慣れた鞍上で改めて」と期待を寄せていた。

◆イグザルト(7日・武山)

　土曜中京11R・中京スポーツ杯(ダート1400m)に出走するイグザルト(牡5歳、美浦・田中剛)は左回りのダート1400mがベストで、前走2着後はここを目標に乗り込んできた。「前回は勝ち馬(コスタノヴァ)が強過ぎただけ。ここ2週、柴田善騎手が追い切りに乗って絶好調と言ってくれています。今度こそ」と師は期待を寄せていた。

◆スイープアワーズ(7日・矢野)

　日曜阪神9R・天神橋特別(芝1600m)に出走するスイープアワーズ(牡4歳、栗東・友道)は、父ディープインパクト、母スイープトウショウという良血馬。初めて千六を使われた前走は、大外から豪快に突き抜けて2勝目を挙げている。「気性面を考えれば現状はマイルがいいと思う。以前に比べるとだいぶ大人になってきましたね。前回の勝ちっぷりならクラスが上がっても通用していい」と藤本助手はうなずいた。

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提供：デイリースポーツ