競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
今週から中山、阪神開催がスタートしますが、週中からあいにくの天候が続きますね。開幕週なので大きな傷みは出ないかもしれませんが、開催後半に組まれている
桜花賞、
皐月賞の馬場がどうなるのか心配です。特に
皐月賞はタフなコンディションで行われることが多いですが、今年もそうなってしまうような予感が…。まあ、それが
皐月賞と言えばそうなんですけどね。来週からクラシックの
トライアルが行われ、いよいよPOGシーズンも佳境を迎えます。ちなみに来シーズンのPOG取材もチラホラ予定が立ってきました。22日には2歳ゼッケン1番も確認され、6月の東京開催でのデビューを目指す馬がドンドン入厩してきそう。昨年はこの開催でデビューした組の当たり年(
ボンドガール、
チェルヴィニア、
コラソンビート、
シュトラウス、
ゴンバデカーブース、
ダノンエアズロック、
アスコリピチェーノなどが該当)でしたが、今年も当然注目していきたいところ。POG情報は馬サブロー&デイリースポーツでよろしくお願い致します。
ちなみにゼッケン1番は
クラリネットソナタ(牝、田中博、
母レニーズゴットジップ)。新種牡馬
ナダルの産駒ですが、大き過ぎることもなく
バランスのいい馬体の持ち主で、なかなかいい馬でしたね。このまま順調に進んでほしいです。
18日の
ヒヤシンスSは
ラムジェット(牡、佐々木)が勝利。次走は
ケンタッキーダービー(5月4日・米
チャーチルダウンズ、ダート2000m)に挑戦することが発表されました。今年も海外馬券が発売されそうなのが何よりで、ぜひとも順調に運んでほしいものです。
17日の
フリージア賞は
マーシャルポイント(牡、木村)がV。僅差ではありましたが、この時期での2勝目は大きいですね。いったん放牧に出て次走を決める予定。
18日の東京芝1600mの1勝クラスは
ポッドテオ(牡、畠山)が、惜敗続きにピリオドを打つ2勝目を飾りました。
ジャングルポケット産駒の最終世代ですし、今後の活躍に期待したいですね。
デビュー2連勝中の
シックスペンス(牡、国枝)、1月の中山で未勝利戦を勝ち上がった
ヘデントール(牡、木村)が美浦に帰厩。前者はス
プリングS(3月17日・中山、芝1800m)、後者は3月9日の中山1勝クラス(芝2000m)を予定しています。(馬サブロー美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ