昨年の
皐月賞馬の
ソールオリエンス(牡4、美浦・
手塚貴久厩舎)が、
中山記念(4歳上・GII・芝1800m)で重賞3勝目を狙う。
ソールオリエンスは父
キタサンブラック、
母スキア、母の
父Motivatorの血統。ここまで7戦3勝。デビューから無傷の3連勝で
皐月賞を制し、半兄
ヴァンドギャルドが手の届かなかったGIのタイトルを獲得。しかし、その後は
日本ダービーが
タスティエーラにクビ差及ばずの惜しい2着。秋を迎えて
セントライト記念が2着、
菊花賞が3着と惜敗が続き、古馬との初対決となった前走の
有馬記念では自身初の馬券圏外となる8着に沈んだ。リフレッシュ放牧を挟んでの始動戦となる今回は、
田辺裕信騎手との初コンビ。春の大舞台に向けて、何としても結果が欲しい一戦となる。
あえて気になるデータを挙げるなら、
中山記念でGI馬が苦戦傾向にあることだ。GI馬が
中山記念を制したのは、16年の
ドゥラメンテが最後。17年以降の近7年では延べ21頭が出走して3回ある2着が最高着順となっている。
ソールオリエンスは負のジンクスに終止符を打ち、久々のタイトル獲得となるか。その走りに要注目となる。