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すみれS・リステッド(2月24日、阪神競馬場・芝2200メートル)
友道厩舎の3歳勢が勢いに乗ってきた。新馬勝ち直後だった
ジャスティンミラノが
共同通信杯を制し、昨年の
京都2歳S3着だった
サトノシュトラーセも自己条件の
あすなろ賞でしっかりと結果を出した。
その中で昨年の
エリカ賞でオープン入りを決め、早々とここに照準を定めていたのが
メリオーレムだ。充電効果がしっかりと感じられたのが15日に栗東・CWコースで行われた1週前追い切り。藤本助手が「めちゃくちゃ良かったですよ」と伝えるように、攻め馬でしっかり動く古馬2頭相手に最後方から追走しながら、ラスト1ハロン10秒9で最先着した。特に仕掛けてからの伸び脚は秀逸で、まさに「弾ける」という感じだった。
友道厩舎で2017年の
ジャパンCを制した
シュヴァルグランの初年度産駒。本来は父同様に成長曲線が緩やかだと思うが、一戦ごとに確実に上向いているのを感じる。「最初は長い距離はどうなのかなと思っていたけど、レースぶりを見ると問題ないですね」と友道調教師もダービーを意識。3連勝で、僚馬たちと競馬の祭典を目指していく。(山本 武志)
スポーツ報知