「
フェブラリーS・G1」(18日、東京)
昨年のチャンピオンズC、
東京大賞典と連続2着の
ウィルソンテソーロにG1制覇の大チャンスが訪れた。現役ダート界の“2強”である
レモンポップと
ウシュバテソーロが海外遠征で不在の今回は、主役を務めなければならない。同馬のレース直前の状態を陣営に聞いた。
【横田雅博助手】
-17日朝は美浦の角馬場で調整。雰囲気は。
「追い切り後も順調ですし、特に問題はないですね。力は出してくれると思います」
【
小手川準調教師】
-事前発表馬体重は490キロ(前走比3キロ増)でした。
「予定通りです。メンバーの中でも小さい方じゃないですかね。自分は芝でもやれる馬だと思っているんです」
-確かに、ダート馬としてはスラッとした体形ですよね。
「骨折もしているのでダートを使っていますが、どこかのタイミングで芝を使おうとオーナーとも話しているんです。脚にボルトは入っていますが、今の獣医学は進歩していますから。先入観を持たなければ芝馬だと思います」
-ダートもこなせるあたりが能力の高さ。
「もちろんダート戦はパワーが必要ですが、近代の競馬は砂をつかむ“しなやかさ”も必要なんです。勝つためにはスピードも求められますからね。それがこの馬には備わっています」
-枠順は7枠14番。
「外めの偶数枠で、一番欲しいところが当たりました。当日にテンションが上がるので、後入れはいい。ここなら内を見ながら行けるし、もちろんゲートを出れば前、前でもいいですしね」
-最後に意気込みを。
「順調に来られましたし、脚質や条件は問わない馬。あとは松山君に任せますよ。あれだけのジョッキーですし、いろいろ考えてくれていますから、信頼しています」
提供:デイリースポーツ