「
フェブラリーS・G1」(18日、東京)
誰もが二度見してしまうほどの巨体が自慢の
ドンフランキー。搭載エンジンも規格外で、スピード、パワーも他馬とは一線を画すものだ。希代の重戦車がG1タイトル初奪取をもくろむ。
16日朝は栗東DPをサラリと1周。翌日の長距離輸送に備えた。「追い切りを先週、今週とやって、上向いてきたかな」と斉藤崇師。枠順は8枠15番に決定したが、「スタートが速いですし、二の脚もありますから。どこでも大丈夫です」と意に介さず。大外枠であろうとも、自分の形で逃げるのみだ。
木曜発表の調教後馬体重は驚異の602キロ。「トレセンではいつもこれくらいです。レースに連れて行って、プロキオンS(1着=594キロ)と同じくらいになると思います」と予測するが、それでもVなら1995年に
ヒシアケボノが
スプリンターズSでマークしたJRA・G1最高馬体重勝利記録の560キロを大きく上回ることになる。「あとはジョッキーがやってくれると思うんですけどね」と記録更新へ、コンビを組んでV5の池添に全権委任する構えだ。
「去年一年でだいぶ良くなりましたが、まだもう少し成長してくれればという部分はあります」と、これでいてまだまだ良化の余地は大きいが、現状でも重賞を連勝しているように完成度は十分。ここも機先を制して後続を完封してみせる。
提供:デイリースポーツ