前日の
デイリー杯クイーンC(
クイーンズウォーク)で大台に王手をかけた
川田将雅騎手(38)=栗東・フリー=が、11日の東京12Rを1番人気
ハードワイヤードで制し、区切りとなるJRA通算2000勝(うちG1・26勝を含む重賞134勝)を達成した。これは史上9人目の快挙で、現役では
武豊、横山典、柴田善に続く4人目。
レース終了後のセレモニーで、川田は「無事に今週中にたどり着くことができて良かったと思います。皆さんに喜んでいただく時間になったということもありがたく思います」と笑顔でコメント。残り3勝という段階で、今週は土、日ともに東京で騎乗。次週からは2週連続でカタール、サウジアラビアと海外遠征が続くだけに、今週中の達成を喜んだ。
ただ、ここはまだまだ通過点。川田は「日本人騎手の代表というつもりでここ数年頑張ってきました。
ルメール騎手と競い合いながら、日本人騎手たちのレベルが上がっていることは間違いないです。これからも後輩たちへいい背中を見せられるように、ボク自身頑張っていきたいなと思います」と抱負を語った。
現在、最多勝は4480勝の
武豊。「現役のジョッキーで僕より勝っていらっしゃるのが
柴田善臣騎手、
横山典弘騎手、
武豊騎手だけになりました。少しでもその先輩方に追いつけるように、一つ一つ積み重ねて参りたいなという思いです」と意気込んだ。
提供:デイリースポーツ