スマートフォン版へ

【共同通信杯】ジャスティンミラノ皐月賞直行も 無傷2連勝で重賞制覇 友道師はビッグネームと比較「遜色なし」

デイリースポーツ
  • 2024年02月12日(月) 06時00分
 「共同通信杯・G3」(11日、東京)

 幾多の名馬を輩出してきたクラシックへの登竜門を制したのは、戸崎圭騎乗の4番人気ジャスティンミラノ。機動力を生かして2歳王者を撃破し、無傷の2連勝で重賞初制覇を飾った。管理する友道師は14年連続JRA重賞制覇を達成。今後はクラシック第1冠の皐月賞(4月14日・中山)へ向けて歩を進める。1番人気のジャンタルマンタルは好位から差を詰めるも2着まで。3着には9番人気のパワーホールが逃げ粘った。

 テン乗りでの一発回答はさすがの一語だ。戸崎圭の好騎乗に導かれ、道中2番手を進んだジャスティンミラノが直線の坂を力強く駆け上がる。ラスト1Fで先頭に躍り出ると、2歳王者ジャンタルマンタルの猛追を振り切ってゴールへ。その差は1馬身半。完勝と言える内容で初タイトルを手にし、潜在能力の高さをまざまざと見せつけた。

 ゲートの出はひと息だったが「ペースが遅くなりそうだったし、主張して(位置を)取りに行きました」と戸崎圭。前半5F通過が62秒7の超スローペースだったことを思えば、この好判断が勝利の決め手となった。

 直線も手応えは十分。「追ってからも味のある馬でした」と振り返るように、上がり3Fは2歳王者と同じ32秒8。機動力に加え、鋭い決め手も兼ね備えた好素材に「乗りやすかったので、距離は問題ないと思います。キャリアが少ないなかで重賞を勝てたし、内容も強かった。先々が楽しみ」と期待に声が弾んだ。

 10日のデイリー杯クイーンCクイーンズウォーク)に続き、将来性豊かなキズナ産駒がクラシック候補に名乗りを上げた。G1馬を含む強豪を撃破してのVに、友道師は「こちらが思っていた以上に強かった。きょうは千八だったが、二千や二四でもいいし、広いコースもいい」と大舞台への夢を膨らませる。

 今後については「状態を見てからでしょうが、直行でしょう」と、ぶっつけでの皐月賞参戦を示唆。その上で、「マカヒキワグネリアンドウデュースと比べても、今の段階で遜色ない動きをしている。どこまで通用するか」とビッグネームの名を挙げて、4度目の頂を見据える。西の名門厩舎からまた一頭、ダービー候補が現れた。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す